認可外(無認可)保育園はブラックなのか?ーその②
最寄駅から6駅も離れた認可外保育園の仮入園手続きを済ませましたが、
1年間のブランクの末、職場復帰し、慣れない体にムチを打ちながら通うにはかなり負担になります。
ということで、
「入園するならば、先着順です」ときっぱり言われてしまった
家から徒歩3分の認可外保育施設へも見学に行きました。
ここは、NPO法人が運営する施設で、
1軒家のお宅の中にデイサービスと保育施設を併設しています。
なので、日常生活の中におじいちゃん、おばあちゃんたちとの交流がある施設です。
以前テレビで、こういった幼老複合施設がお年寄りにすごく良いというのを見たことがあり、興味がありました。
その一方で、
重度の認知症の方などがいらっしゃったら?
うちの子の感染症が原因で、お年寄りの命に関わるようなことがあったら?
という心配もありました。
そこで思い切って、以下の2つの質問を施設にぶつけてみました。
①デイサービスに通っている方の要介護度はどのくらいでしょう?
②感染症の対策で行っていることは何ですか?
特に①は聞きにくい質問でしたが、勇気を出して聞いてみると、
ほとんどの方が要介護1〜2度であると教えてくれました。
そして、壁は漆喰でできていて、エアコンではなく床暖房になっているので、感染症にかかりにくい建物になっているとのことでした。
結局、少々費用はかかりますが、予定より1ヶ月早くこちらに入園を決めました。
見学前の不安は大きかったものの、決め手は、質問の回答でした。
感染症について、建物から考えているというこだわりには驚きました。
感染症についての質問は、認可保育園でもしましたが、
「どうでしょう?お掃除をしっかりやってはいますけどねぇ・・・」
程度の回答しか得られない園もありました。
※ちなみにそこは、私立の認可保育園を都内でいくつも運営する某大手企業です。
デイサービスとの併設について、見学前は、正直かなり不安がありました。
でも、こんなメリットがあるなと、考えが変わりました。
第三者の大人の目(デイサービスのおじいちゃん、おばあちゃんたち)が施設内にあるということです。
近年テレビを賑わせたブラック保育園は、
まだ状況を説明できない幼い子供と、保育士のみの閉ざされた空間であるため、悲しい事件を起こしてしまいました。
その点、このような施設は安心できるというわけです。
また、この施設では、認可保育園では預かれないと言われてしまった障害のある子供も預かっているということで、本当に困っている人たちのセーフティネットになっているようでした。
現在、慣らし保育をはじめて約1ヶ月が経ちますが、
今では安心して子供を預けています。
何より、毎日担当スタッフの方と交換ノートをしながら、我が子の成長について相談できることがとても心強く、今までの家にこもりきりの子育てがどれだけ孤独だったかということを思い知らされたのでした。
ここまでたった二つではありますが、私が出会った認可外保育園を紹介させていただきましたが、従来のイメージと比べていかがでしたか?
次回は、認可保育園、認可外保育園とはそれぞれどんなところで、違いは何なのか?また、どのような考え方で選んだらよいのか?
について、私が思うところを書き綴っていきたいと思います。
- 作者: 脇貴志
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/02/12
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る