つむぎ❤︎はぐくみ

2015年秋、我が家にはじめてのベビーが生まれました❤︎1年の育児休業を経て、いざワーママへ!子育てスタートからワーママライフまで、学んだことをお裾分けさせてくださいね♪

認可外(無認可)保育園はブラックなのか?ーその①

ちょっとセンセーショナルなタイトルをつけてしまいましたが・・・

 

現在、とある認可外保育施設に大切な一人娘を預けている筆者です。

 

これから保活をするというお母さんたち、こんなイメージはないですか?

 

「認可外保育園は認可よりも危ない」

 

「認可外保育園は、認可に預けられないときに仕方なく預けるところ」

 

「認可外保育園は、認可保育園に入れるためのポイント稼ぎをするところ」

 

かつて、私もそう思い、疑心暗鬼になりながら、

認可外保育園の門を叩きました。

 

当時、幼い子供を虐待する園がメディアで騒がれていたことも私をおおいに不安にさせました。

保活を進めるにあたって、このイメージがくつがえったので、

私が出会った認可外保育園について紹介させていただきます。

 

筆者が住んでいるのは、保育園激戦区と言われるエリアのひとつ、練馬区です。

 

それまでは別の区に住んでいましたが、

通えるエリアの保育園は、0歳からの持ち上がりの子供で1歳児枠のほとんどが埋まってしまう園ばかり。1歳になる娘を入園させるのは不利だと判断したので、練馬区の中でも、保育園の数が多くて入りやすいというエリアに引っ越しました。

 

そのエリアはとにかく認可保育園の数が多い。

最寄駅周辺には、

10以上の公立・公設民営の保育園、

それと同じ数の私立保育園があります。

 

認可保育園が多いという理由で引っ越しましたが、

そこには落とし穴がありました。

 

私の娘は秋生まれなので、年度の途中で入園しなければいけません。

(品川区のように「入園予約制」があればいいのに。。)

どんなに保育園が多いエリアとはいえ、

4月の入園から園児が途中で辞めない限り、空きはないのです。

 

そこで、秋〜春まで受け入れてくれる認可外保育園を探したのですが、

 

認可保育園が多い

フォローの必要ない

認可外保育園が少ない

 

という絶望的な事実が発覚。

 

最寄駅には、

家から徒歩3分と、徒歩40分の認可外保育園のたったの2つのみ。

徒歩3分の方は、空いてはいるものの、入園希望日までまだ日があるので、もっと早く入りたい方が優先。入園希望日の2週間前に空いていれば入れるという回答でした。

徒歩40分のところは20人待ちでした。

 

そこで、範囲を広げ、電車が混まない5駅先くらいまでで探しましたが、どこも12〜20人待ち。

 

12〜20人待ちという数字、ピンとこないかもしれませんが、

認可外保育園を家の事情や、認可への転園で途中退園する子供は、1年に一人いるかいないか。

 

もはや絶望的です。

 

そんな中、6駅先にまだ空きがある園を見つけました(ちなみにそこはすでに豊島区です・・・orz)

藁をもすがるとはまさにこういう気持ち。

 

でも、入園できる!という喜びの一方で、私の頭の中に、この3つのイメージがよぎりました。

 

「認可外保育園は認可よりも危ない」

 

「認可外保育園は、認可に預けられないときにしょうがなく預けるところ」

 

「認可外保育園は、認可保育園に入れるためのポイント稼ぎをするところ」

 

電話口では、ハキハキとした声の園長先生。(のちに園長先生とわかりました。)

 

私「10月からの入園を希望しているのですが・・・」(当時は7月)

 

園長「10月なら空いてますよ?」

 

私「それは、もっと早く入れる方が見つかったらお譲りしないといけないのでは?」

 

園長「・・・?そんなことはありませんけど。」

 

はじめて入園を確約してくれる園を見つけました。

とてもラッキーなことが起こっているのに、

「他の認可外はあんなに空き待ちの子供がいるのに、それでも空いているなんて、よっぽど評判の悪い園なのでは?」

といういけない思いが頭をよぎります。

 

私「まずは、見学をさせてください。」

 

園長「はい、わかりました。見学時に仮登録をしていただきますので、印鑑をお持ちください。」

 

私「はい・・・(なんでそんなに手続きを急ぐのだろう)」

 

見学に行ってみると、私と同じ時間の見学者がもう一人。

二人で机につくと、

説明前に仮登録用紙を渡され・・・

 

園長「まずはここにサインをしてください。これで、仮登録が完了。もう不安な気持ちで保育園探しをする必要はありません。どこにも入れる園が見つからなくて、不安な気持ちのお母さんたちがやっとの思いでここに電話をしてくるんです。」

 

30代後半から40代前半くらいの日に焼けた短パン姿(プールの後だったようです)の園長先生が、電話口と同様、ハキハキとした口調でそう言いました。

 

よく聞くと、そこの保育園の入園システムは、

私のように途中入園で入れない人を減らすために、

月ごとに入園枠を用意していて、年度の終わりにかけて子供が増えていくという仕組みをとっているようでした。

 

おそらく、藁をもすがる思いで電話をする人をたくさん受け入れてきたのでしょう。

 

また、病児保育も併設していて、隔離部屋も二次感染を防ぐために二種類あり、園全体としては少々手狭ですが、しっかりとした施設でした。

認可保育園であれば、37.5度以上熱がある子の親には即座に迎えに来てもらう措置をとりますが、この園では、

「お母さんの事情もあると思いますから、少々の融通をきかせることができます。」

とのことで、痒いところに手が届くサービスです。

 

見学で一緒になったお母さんから帰り際に聞いたのですが、

ここは、「温かい雰囲気の園で評判のようです」と区の職員がそっと教えてくれた園だそうです。

 

家からは少々遠いものの、

入園できる園を見つけた私は、園長先生がおっしゃる通り、

気持ちがすーっと軽くなりました。

 

結果的には、家から近い別の園に決めたのですが、

キャンセルの連絡を入れたところ、

「近くに決まって良かったですね」

と優しい言葉をかけてくださいました。

 

ちなみに、キャンセル料などは一切ありません。

 

少し急いでいるようだったので、

おそらくこれからキャンセル待ちの方に連絡を入れるのだろうと思います。

 

そして、私の保活日記はもう少し続きます。

 

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事故と事件が多発する ブラック保育園のリアル

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